インドアOLの休日の過ごし方

ミッキーマウスの憂鬱

夢の国ディスニーランドを舞台に、「キャスト」と呼ばれるそこで働く人や夢の国の舞台裏について描かれた、非常にリアルなフィクション小説です。 華やかで完璧な「夢の国」とは対照的に、それを実現するためのキャストのプロ意識の高さや、対照的な泥臭い仕事も描写されています。 しかし私は、キャストたちがただ一生懸命働き成長していく物語ではなく、この物語から「学歴差別」を訴えるメッセージを感じました。キャストの間で、大学を卒業して就職した人と、学歴のない人との間にある壁や偏見が、痛いほどリアルに描かれています。 キャストたちのそれまでの人生や価値観はそれぞれ違っても、入社当初はみんな同じような夢や希望を持っていました。 それぞれが初心に戻り、「働く」ということの楽しさややりがいを思い出していく。この物語を読んだ人はきっと、夢を持つことや働くことに前向きになれる気がします。

また、この小説を読むと、やっぱりどうしてもディズニーランドに行きたくもなります。 ディズニーランドを効率よく楽しむ方法について紹介しているサイトを見つけましたので、ぜひ読んでみてください。
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著者:松岡 圭祐
出版社 : 新潮社
発行日:2008/09/01
-参考サイト-
〉松岡 圭祐「ミッキーマウスの憂鬱」|新潮社